今から3年前の出来事です。
私がサイキックな能力に目覚めて間もない頃、自分のやりたい事を見つけ、それに向かって歩みだしたものの「早く早く」と言われているような感覚に焦りを感じ、あれもこれもと焦りの意識を使って色々選択を沢山をしていました。
突然見えなかったものが見え、聞こえなかったものが聞こえるようになり、感じられなかったものが感じられるようになってきたので、どう扱えば良いのか分からず困っていた所もありました。
まるで映画のスクリーンを見ていた私が、いつのまにかファンタジーの世界へ足を踏み入れたような状態になったのです。地の時代から風の時代へ移行してきた流れのように、私自身の人生が大きな変革を迎えようとしていました。
また同時に、道に迷いながらも、自分のやりたい事は何なのか、どういう道に進むことがワクワクとするのか、毎日自問自答する日々を過ごしていました。その時に出てくる、世間体はどうか。お金はどうか。人から見られたらどうか。そんな他人軸も毎日統合し、手放していく事を続けていました。
そんなある日の事です。
いつものように、部屋で統合ワークをしながら、その時出てきた重たいノイズを手放し終えて、スッキリとした前向きな明るい気持ちになった状態で、新たに挑戦し続けようと思い直していたその時です。
私の左側の体から、突然不安という感情が、あからさまに不自然な形で現れてきたのです。体は震え、まさしく「不安」を体現していました。
なぜ不自然に感じたかというと、その時の私は統合により、体全体が感謝と喜びで満ち溢れ、そして次へ歩むことへの意欲に対して意識をフォーカスしていたので、「不安」の「ふ」の字がでる余地が1ミリも存在していなかったからです。
なので、後からやってきた不安と恐怖という感情が、まるで子どもがシーツを被ってお化けだぞ〜と脅かしにきているように滑稽で、感情にリアリティが無く、むしろ違和感ありすぎて、そのギャップに思わず笑ってしまうような状況でした。
もし私がネガティブな意識を、統合せずに、その時ナチュラルに使っていたら、外からのコントロールに気が付かずに、不安や恐怖という意識を自分のものと認識してしまったかもしれません。そして、もともと持っていた、不安や恐怖にさらにフォーカスして、新たに来たものと掛け合わせることにより、意識を増幅させて、まるでブラックホールのように、不安と恐怖という名前の沼にズブズブとはまり込んでいたかもしれません。
これが悪魔の意識操作か。と気付いたと同時に、こんな下手すぎるタイミングで操作を仕掛けてくる相手はプロではなく、タイミングが読むことができない素人だということが分かりまりました。
最後は、その時にお世話になっていた神様組織に依頼し、その悪魔を連れて行ってもらい、事なきを得ました。
この世界を知るまでは、感情は全て自分から作り出しているものと思っていましたが、そうではない側面を知ることになりました。
そこで重要だと感じるのは、全てのネガティブな感情は悪魔の仕業ではないと言うことです。自分が普段からどんなアンテナを張り、どんな意識にフォーカスしているかで、そこにつけ込むように、悪魔がやってくるからです。
だからこそ、普段から自分の意識を常にハートに置き、本当に自分軸を使って生きているのかが重要になってくるとも思います。
貴方のその意識、本当に全て貴方のものでしょうか?
そしてネガティブな感情にのまれて、意識がブラックホール化していませんか?
どうぞ、あなたが自分らしく生きることを選択する事が、よりあなた自身を輝かせる奇蹟となりますよう、お祈り申し上げます。
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癒しの手 ひなこ